DTM Life Station

主にDTMについてを自由に書きます

ダンスミュージック向け。ソフトシンセを使ってパンチのあるキックを作ろう!

皆さんはキックをどのようにして選んでいますか?

サンプル音源の中から良いものを探して使っているという方が多いのではないかと思います。

しかし、サンプル音源ばかりだと、音のキーが合っていなくて、曲に上手く馴染ませられないという状況に陥りがちです。(よね?)

ソフトシンセでキックを作れば、ピアノロールに MIDI ノートを打つので、曲のキーにあった音を出せますし、全て自分で作っているという感じが出て良いですよ!

 

ということで、今回はソフトシンセでパンチのあるキックを作ってみたいと思います!(ダンスミュージック向けです!)

 

今回、キック作りに用いるのは「Sylenth1」というソフトシンセです。

どのソフトシンセでも基本的な操作は変わらないと思うので、これ以外のソフトシンセをお持ちの方もぜひ参考にしてみてください。

 

オシレーターの設定

まず、オシレーターにサイン波をセットします。キックは基本的に中心で鳴っていて欲しいので、STEREO 0 にしておきましょう。

RETRIG ボタンをオンにして、発音するたびに波形を生成するようにします。そうすることで、常に同じキックの音を出すことができます。

f:id:vinneck92:20161125211417p:plain

音の変化を確認するために、8分音符を4つ打ちで1小節分打ち込んで、ループさせながら作業をするといいと思います!

音程は C2 にしましたよ。

 

エンベロープでキックの音をつくる!

音作りには欠かせない、エンベロープの設定をします。

ここが終われば、キックの音作りはほぼ完了と言っても良いでしょう!

ボリュームのエンベロープ

まずは、オシレータのボリュームエンベロープを設定します。

A(Attack)は0

-- ノートをトリガーしたと同時に発音させます。

D(Decay)はちょっと上げる

-- ここを変えると、音の太さが変わります。作りたいキックにあわせて設定してみて下さい。

S(Sustain)は 0
R(Release)はちょっと上げる

-- ここの値が大きいとノートが終わっても発音が続きます。キックの長さは曲のテンポにもよると思うので好きなように設定して下さい。

f:id:vinneck92:20161125211422p:plain

これで、キックの元となる音ができました。

これからピッチモジュレーションエンベロープ(MOD ENV)に掛けて、もっとキックらしくしてあげましょう!

ピッチ(音程)のエンベロープ

ピッチにエンベロープを掛けて、ピッチの高い状態から低い状態になるように ADSR を設定します。

MOD ENV 1  PITCH A をアサインします。

A(Attack)は 0

-- ピッチが高い状態(ツマミで設定した値)からスタートします。

D(Decay)をちょっと上げる

-- ピッチがどの位の早さで下がるかを設定します。

S(Sustain)は 0

-- MIDI ノートで打ち込んだ音までピッチが下がるようにします。

R(Release)は 0

-- ここを変えてもあまり変化はつきません。基本はゼロで良いです。

f:id:vinneck92:20161125211426p:plain

これで、かなりキックらしくなりました! 

ちなみに、PICTH A と書かれてある左のツマミを右に調節することで、アタック感を変えることができます。

フィルターは、

f:id:vinneck92:20161125211431p:plain 

のように、ローパスを掛けてあります。高音部分がうるさすぎる場合は CUTOFF で調節すると良いでしょう。

これはこれで使えるキックだと思うのですが、もっとパンチを出したい!とか、もっと音圧が欲しい!という方は以下を参考にしてみてください。

 

パンチのあるキックをつくる!

アタック成分をプラスする

アタック感の強いキックを作るためには、オシレーターの PHASE ツマミ90度に設定します。

そうすると、サイン波の山のところから波形がスタートするので、「パッ!」というアタック感が出るのです。

f:id:vinneck92:20161125213026p:plain

キックの高音と低音を分ける

Sylenth 1 には A と B という2つのページがあり、それぞれ独立にフィルターなどの設定をすることができます。これを利用して、キックの低音部分は A、高音部分は B でそれぞれ作り、ミックスするという方法があります。

A はこれまで作った設定を使えば良いでしょう。ただ、低音部分とするので、CUTOFF ツマミを下げて高音部分をカットしておきましょう。また、PITCH-4 だけ下げておきます。

全体の設定としてはこのようになります。

f:id:vinneck92:20161125214137p:plain

f:id:vinneck92:20161125214140p:plain

高音パートの B にはハイパスフィルターが掛けられています。

また、中央のエフェクトパネルはイコライザーで音質を調節してあり、OverDrive を少し掛けることで音圧を上げています。

このようにして、パンチのあるキックを作り上げることができます!

ソフトシンセでなんでも作ろう

今回はキックを作ってみましたが、実はスネアやハイハットなどのパーカッシヴな音も全部シンセでつくることができます。付属のプリセットにはそんな感じの音も入っていますよね?

サウンドサンプルを使うのがダメ!というわけではなくて、こういう機会にシンセの使いかたとか、音作りの楽しさとかを知ってもらいたくて書いています。 

ここで紹介した方法はほんの一例です。自分好みのキックができるまで、色々試行錯誤してみてくださいね。

 

今回使った「Sylenth1」というシンセには学割というものが存在します。 

学生の方は 30%OFF で購入できるので、以下の記事を参考にしてみてください。 

vinneck92.hatenablog.com